ドッグフードはじめてガイド

ウェットタイプのドッグフードの注意点

ウェットフードは、食欲のない時や水分補給が必要な際などに役に立ちます。
たくさんのメリットがあると同時に、いくつかの注意点も覚えておかなくてはなりません。

好き嫌いをしやすくなる

ドライタイプよりも嗜好性が高いため、大体の犬は与えた時の反応や食いつきもウェットタイプの方が良いでしょう。
肉や魚の味や匂いがそのまま残っており、ウェットタイプの方が大好きな子がほとんどです。
ただ、この美味しさを一度覚えてしまうと、今まで食べていたドライタイプを食べなくなってしまうことがあります。
好き嫌いをさせては栄養の偏りが心配ですので、ウェットばかり与えることはせず、量や回数を調整する必要があります。

お口のトラブルの原因となりやすい

犬は、固いドッグフードを嚙むことで歯や顎を鍛えたり、歯磨きのように歯垢をとってお口の掃除をしています。
柔らかいドッグフードではそのような効果が期待できないため、顎の筋肉の衰えや、たまった歯垢や歯石が口臭の原因となる可能性があり、ひどい場合は歯周病にまで発展することも。
こまめに歯磨きをしてあげるか、週に1~2度程度与えるくらいであれば、問題ないでしょう。

添加物に注意する

ウェットタイプのドッグフードは水分量が多く、酸素に触れたとたんに腐りやすいという特徴があります。
中身を缶に充填してから殺菌しているため、ドライタイプのドッグフードよりも少ない添加物で長期保存が可能というメリットもありますが、油断してはいけません。
それでも添加物を使用しているものがあります。
ドライフードを選ぶ時と同様、ウェットタイプのものも原材料をしっかりと確認しましょう。
参考URL http://www.letthemserve.com/ten.html
こちらのサイトに詳しく載っていますが、天然成分を使って酸化防止をしているドッグフードもあるそうです。

「総合栄養食」と「一般食」の違いを知る

総合栄養食は、そのドッグフードと水を与えれば一日に必要な栄養が補えるもので、主食としての扱いができるもの、一般食は栄養素の調整がされていないため、あくまで総合栄養食と並行して与えるものです。
ほとんどのウェットフードが一般食にあたるため、ドッグフードの購入時には表示を必ず確認するようにしましょう。
総合栄養食としてのウェットフードも存在しますが、主食として毎日与え続けるには先述のようなデメリットがあります。
総合栄養食は主にドライタイプのドッグフードが多いようです。
その中でもプレミアムドッグフードというのは、原材料や添加物にこだわって作られた名前の通りプレミアムなドッグフードになっています。