ドッグフードはじめてガイド

缶詰ドッグフードは人間が食べても問題ないのか

唐突ですが、今愛犬に与えている缶詰入りのドッグフードを、あなたは食べようと思ったことがありますか? 食べようと思えば、食べることはできますか?

そこで「はい」と答えられる人は、多くないのではないかと思います。
この質問の本質は、味や見た目のことではありません。
使われている素材や添加物などの、中身にあります。

缶詰ドッグフードに含まれる食材と添加物

低価格の缶詰ドッグフードには、決して人間が口にすることのないような粗悪な肉や、穀物の搾りかす、栄養素の残っていない穀物が使用されているものがあります。
これらは品質が大変悪く、食材からの栄養摂取が期待できないものです。
法律で人間用の食品に使用が認められていない有害な保存料、人工的に作られた着色料が使われているものも多く、長期的に摂取することで健康に被害を及ぼす可能性があります。

メーカーは、安い材料や添加物を使用すればコストカットになるため、価格に反映することができ、結果的に売れ行きが良くなることを期待しています。
このような缶詰フードでは、人間が食べることはおろか、愛犬に与えることも憚られます。

缶詰ドッグフードもヒューマングレードのものを

「ヒューマングレード」とは、人間が食べるクラスの食材だけで作った、人間も食べられるほど高品質なペットフードです。
価格も高いものが多いですが、それだけ良い食材を使っているということで注目されています。
新鮮な肉や魚を主原料に、オーガニックの野菜を加え、添加物不使用で作られているなど、こだわりが見られます。
当然、品質の悪いフードより栄養価も高いですし、味や匂いも良いため、食いつきが良くなるようです。

人間と犬では必要な栄養素が違いますし、味の感じ方も違うので大量に食べる人はいないとは思いますが、ヒューマングレードの缶詰フードなら、人も愛犬も抵抗なく食べられます。

ヒューマングレードであるかどうかを一つの基準として、今与えているフードを見直してみてはいかがでしょうか?