ドッグフードはじめてガイド

犬を飼う上でほとんどの飼い主の悩みの種となるのが、抜け毛です。
ある程度の抜け毛は仕方のないこともあるかとは思いますが、飼い主にとっても愛犬にとってもできるだけ少ない方が良いのは当然のことです。
健やかな被毛を育てるために、以下のことに気を付けてみましょう。

良質なたんぱく質をとり、美しい被毛を作る

犬の全ての健康の基本は、たんぱく質にあります。
筋肉や内臓、皮膚、爪、被毛に至るまで、犬の身体のほとんどはたんぱく質から作られています。
穀物が主原料のドッグフードでは、本来必要な量のたんぱく質をとれていない可能性があります。
新鮮な肉や魚が主原料のドッグフードで、質の良いたんぱく質を豊富にとりましょう。

良質な脂質をとり、健康的な皮膚を作る

畑である皮膚の状態が良くないことで、被毛にも影響が出ることがあります。
たんぱく質に加え、必須脂肪酸（オメガ３脂肪酸、オメガ６脂肪酸）をバランスよく摂取することで、皮膚の状態を良くして皮膚炎などの皮膚病を予防します。
これらは体内で生成できず、食事などからとる必要のある栄養素です。

アレルギーを予防する

アレルギーの代表的な症状として、皮膚炎や抜け毛があります。
食事からアレルゲンとなる食材を除くことはもちろんのこと、合成添加物はアレルギーの原因となりうるため、添加物が使われたドッグフードやおやつを避けることも、アレルギー対策の一つです。
また、１や２で挙げた、良質なたんぱく質を豊富にとること、必須脂肪酸をとることも、アレルギー対策としての効果があります。

毛の生え代わりのサイクルや、犬種、年齢などによって、被毛は抜けたり生えたりを繰り返しています。
しかし、私たち飼い主の気配りによって、常に皮膚の状態を保ち、栄養不足やアレルギーでの抜け毛が起きないようにしてあげることはできるのです。
上記の３つの項目を守れば、皮膚や被毛の状態改善に期待すること以上の効果を見込むことができ、結果的に身体全体の不調改善にもつながります。