ドッグフードはじめてガイド

ヘルニアの犬に適したドッグフード

ヘルニアは、コーギーやミニチュアダックスフンドなどの犬種に大変多い病気です。
とくに長い胴を短い脚で支える犬種にとっては、脊髄に負担がかかると椎間板ヘルニアになりやすくなるのです。

発症してしまったら、投薬や手術などの治療で一度回復しても、日々の生活習慣や環境に気を付けなければ再発するケースが多いので、ヘルニア発症後は食事内容を考え直す必要があります。

今はまだヘルニアの心配がない犬にも、予防という観点から以下のことを頭に入れておくと良いでしょう。

高たんぱくなフードを

肉や魚からとれる動物性たんぱく質は、筋肉や骨格の強化に役立ちます。
消化・吸収しやすいため筋肉のもととなりやすく、筋肉をつけることで代謝もアップし、太りにくい身体をつくります。
足腰に負担をかけヘルニアの大敵となる、肥満の予防に役立ちます。

低カロリー、低脂肪なフードを

高カロリー、高脂肪なフードは肥満を招き、結果的にヘルニアを再発・悪化させてしまいます。
カロリーが低く、かつ低脂肪なフードがおすすめです。

軟骨サポート成分をプラス

ヒアルロン酸、グルコサミン、コンドロイチンなど、軟骨成分の形成を助ける栄養素が含まれたフードがおすすめです。
コラーゲンも、筋肉、靭帯、腱などを構成する大切な栄養素です。
フードに含まれているものもありますが、サプリメントなどで補うことも可能です。

カルシウムはリンとのバランスを

カルシウムは、一見とればとるほどヘルニアにも良いもののように思えますが、過剰摂取も病気の原因となりえます。
リンとのバランスが大切ですが、他の栄養素とのバランスも大切になってきます。
自己判断で与えすぎることのないよう、気を付けましょう。