ドッグフードはじめてガイド

仔犬にはどんなドッグフードがいい?

小型犬にとっての1年間、大型犬にとっての2年間の子犬期は、その過ごし方によって犬の一生を左右するといってよいほど大切な時期です。
中でも重要なのは食事で、食事に含まれる栄養素が、骨、筋肉、内臓、脳に至るまで、身体の全てをつくります。
成長著しい時期だからこそ、品質の良いドッグフードを食べさせたいものです。

ドッグフード選び

子犬は、成犬に比べ1日に必要な栄養素が多いとされています。
ですから、子犬用のドッグフードは成犬期よりも、体重あたりの給餌量が多くなっています。
他にも、カルシウム、ミネラル類、ビタミン類などが豊富に含まれているものもあります。

子犬用のドッグフードしか与えてはならないという意見に対して、全年齢対応のドッグフードや成犬用ドッグフードでも問題ないという意見もありますが、その判断は、飼い主自身やかかりつけの獣医に委ねられるところが大きいかと思います。
しかし、子犬用か全年齢対応かというよりも、ここではドッグフードそのものの品質が重要と考えます。

ドッグフード選びの基準として、最低限気を付けたいことは以下です。

  • 良質な動物性たんぱく質を豊富に含むもの
    原材料名の先頭に、肉の種類が明確に表示されているもの
  • 穀物の少ないもの(使われていないもの)
    消化吸収しづらく、アレルギーを起こしやすい穀物が使用されていないもの
  • 人工添加物不使用のもの
    子犬期は特に、できる限り有害なものは取り除く

与え方

乳歯が生え始め、母犬が母乳を与えるのを嫌がり始めたら、離乳期が始まるサインです。
離乳期になったら、少量ずつ1日に4~5回に分けて食事を与える必要があります。

与え方は、ドライフードを充分にふやかして与えましょう。
ふやかし方としては、ドッグフードより少し多めの量の人肌程度に温めたぬるま湯で20~30分ほどおきます。
離乳初期は、ふやかした後さらにスプーンなどでつぶし、おかゆ状にして与えます。
成長の度合いに合わせて、ぬるま湯を入れてからの置き時間を減らしたり、つぶさず与えるなどしてドッグフードが原型をとどめるようにしていき、徐々に通常のドッグフードに慣れさせていきましょう。